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:::オランダ占領時代

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■ 1624年~1661年オランダ占領時代

統治時期:

明天啓元年(1621年)7月11日、オランダ艦隊は澎湖島を占領し、翌年測量船で水深を測り、台南と高雄の間の一鯤み(今の安平)は船を停泊できる場所として最適であることを確認しました。明天啓3年(1623年)に、原住民からの攻撃を防ぐため、安平港に竹と砂で砦を建設しました。翌年、福建総兵兪咨臬は澎湖島を討ち返したため、オランダ人は澎湖島を放棄し、安平にゼーランシャ城を、赤嵌にプロビンシャ城を築いて台湾経営に乗りだしました。

ヨーロッパ人が16世紀半ばに描いた台湾地図から、安平が占める地理情勢の重要性がうかがえます。当時の安平は現在の一鯤みにあたり、縦3.5マイル(5.635キロ)、横0.25マイル(0.4025キロ)の南北に長い地形となり、北に北汕尾島、その北側に鹿耳門があります。一鯤みから南には7つの島々が台湾を結ぶように弧を描きながら点在し、太平洋を背に東シナ海を囲う形を成し、真ん中に出来た河のような場所が台江と呼ばれます。この7つの大小なる島々は一鯤みから七鯤みと称されています。

当時の文献記載により、一鯤みから七鯤みとは7座の山々のように広大な海に点々とし、その島々により片方は大海でもう片方は大きな商船でも自由に行き来することができ、千艘の船を停泊することもできるほど大きな港となります。

当時のオランダ人は東南アジアにおける特殊な位置にある安平を見て、オランダ東インド会社が安平にゼーランジャ城を、赤嵌にプロビンチア城を築き、台湾の権益を独占しました。オランダが占領する38年間、オランダ東インド会社バタビア(ジャカルタ)基地から派遣された フレデリック・コイェット(Frederik Coyett) をはじめ12人が台湾長官として駐留していました。

当時台湾の国際貿易が盛んでいて、中国や日本、安南(中部ベトナム)、暹邏(タイ)からの商船は全て安平に停泊していました。オランダ人は漢人と原住民が開拓した事業に依存し、西洋の近代殖民統治で台湾の資源を略奪し、莫大な利益を手に入りました。

 

ゼーランシャ城:

1624年、オランダ人が安平を占領し、1634年にかけて10年間でゼーランジャ城を建設しました。ゼーランジャ城のオランダ語では税関という意味です。石材で築いたゼーランジャ城は、城が城外と城内を分けられ、城内は正方形で城壁の厚さは1.83メートル、城の左右に突き出た厚さは1.22メートル、砦の高さは0.915メートル、その厚さは45.72となり、金城鉄壁(きんじようてつぺき)とも言える城です。

ゼーランジャ城は軍事という重要な目的で建築しただけでなく、人員の出入りや貿易の貨物の集散なども考慮されていました。安平を中国や日本と貿易する重要な拠点として考えていました。ゼーランジャ城と互角するよう、赤嵌にプロビンチア城を築き、政務を掌理する中心とし、軍事と政治の勢力で台湾を統治すると考えていました。また、学校や教会も設置されました。

 

貿易内政:

オランダ当時、中国と日本の市場で独占していた鹿皮、米、砂糖などは台湾から搾れるモノとオランダ本土からの漢方薬や金属物でした。これらを生絹、磁器と交換し、東インド会社バタビアまで運ばれました。オランダ東インド会社にとって、台湾は日本に次いで、稼ぎの大きい市場になったようです。一方、台湾で居住している漢人と原住民に対し、住民税、輸出税、狩猟税などの課税対策を取りました。また、毎年東南アジアで貿易により莫大な収入を得ました。台湾での統治権利と貿易の利益を確保するため、キリスト教の宗教の力で原住民を教育することにより反乱をなくすと図っていました。

 

オランダ占領時代の末期:

中国内政状況の変化に伴い、明朝の遺臣鄭成功は中国で清朝に破れた末台湾に落ち延びました。

明永暦15年(1661年)4月、鄭成功は2万5000人の兵を率いて台南の鹿耳門内禾寮港に上陸し、最初は北汕尾島で激戦し、オランダの海軍と陸軍が惨敗しました。オランダ軍はますます不利な状況に陥り、軍の内部会議で投票により降伏という路を選択しました。1662年2月に、鄭成功はオランダ人を台湾から放逐し、38年間にわたり軍事、経済、貿易を統治したオランダ占領時代に終止符が打ちました。


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スペイン「オランダ人港口図」(1626年)
資料:「安平区志」
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オランダ占領時代のゼーランジャ城
資料:「安平区志」
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